こんにちは。Tamappeです。
今回は、今月10月13日にFacebookから発売されたVR機器「Oculus Quest 2」について考察したいと思います。今一部の界隈でとても流行っています。
VR業界ではこの「Oculus Quest 2」の発売によって、2020年は「VR元年」なんてもてはやされています。ちなみにVR業界は例年「VR元年」と呼ばれています。僕が個人的にキャッチアップを始めた2016年頃から既にこのワードが使われています。
2016年頃は「Oculus Rift」の発売でAR/VR業界が凄い盛り上がっていました。
そこで今回は僕なりのVR業界の今後について考察してみたいと思います。まあ結論から言うと、やっぱりVRっていうのはこれからもなかなか流行らないんじゃないかなと思っています。その理由について述べたいと思います。
スマホと競合しない
まず始めに、僕はモバイルアプリエンジニアなのでスマホと競合すると色々嫌だなと思っていました。そんなポジションからOculus Quest 2を眺めていたんですが、Oculus Quest 2はどうやらスマホと競合しないと判断しました。
まずはポータビリティがないという点です。Oculus Quest 2は基本家で持ち運びができません。まあ一部のIT(ゲーム)会社みたいに会社でゲームができるところならゲームをプレイできるかもしれませんが、基本は会社でプレイできないでしょう。
スマホは持ち運びができるので外出先でも使えるんですが、Oculus Quest 2は外出したら基本使えません。
まあ仮に100歩譲歩して外出先でも遊べるとしましょう。それでも、やっぱりわざわざ外出用カバンにOculus Quest 2を入れて持ち運びたいかと言われたらそこまでしたいと思えない気がします。なので、外出すると基本使われなくなる代物です。あとはわざわざ会社に持っていっても会社で使う気がもっぱら起きません。そういう意味でスマホみたいに外出先での可処分時間を奪うことができないのです。
よって、Oculus Quest 2はスマホと競合しません。
それでは、これはどこと競合するでしょうか。
競合するのは家庭用ゲーム機
僕の予想ではOculus Quest 2の競合相手は家庭用ゲーム機になると思ってます。
例えば、任天堂のスイッチやソニーのPS5といった分野です。Oculus Quest 2はこれらの家庭用ゲーム機に「面白さ」で勝てるかがキモになります。VRの世界は「スプラトゥーン2」や「集まれどうぶつの森」に勝てるのかはなかなかの見ものだと僕は勝手に思っています。
任天堂に勝てなくてもソニーならどうでしょうか。ソニーは新しいハードにPS5を発表しましたので、この1年はPS5のゲームに勝てるぐらいのゲームを発売しないと逆に駆逐されることになります。シェアを取れないので。まあ、開発元はFacebookでメインの市場はアメリカだろうとは思ってますし、アメリカで好まれるゲームがどんなジャンルなのか予想できませんけど。
ちなみにVRでメジャーヒットしているゲームについてなんですけど、実は特になかった記憶があります。VR元年の2016年頃は記憶になく、VR関連でヒットしたのは僕の記憶ではPSVRで登場したバイオハザード7だったかな。ただ、これはPSVRなのでVRというよりPSのソフトの横展開しただけの話なんですよね。
ちなみに結構マイナーな話ですがVR元年の前の2015年頃はギャラクシーから出ていた「Gear VR」というハードがありました。
当時、VRはAndroid端末でしか動かなかったのでわざわざギャラクシー5か6のスマホを購入してまで検証していたんですが、操作方法が分からず挫折しました。
ヒットしているゲームの話に戻りますが、今年2020年でYouTubeで動画を検索していると有名なゲームにBeat Saberがあります。
はい、調べたらすぐに分かりますがこれは音ゲーです。2016年から4年頑張ってヒットしたゲームが音ゲーってのはなかなか泣ける気がします。
それなら2020年現在時点でこれから流行りそうなジャンルについて考えてみるんですが、これが専ら日本のゲーセンにあるようなアーケードゲームしか思いつかないんですよね。格ゲーだったり、音ゲーだったり、サバイバルゲーだったり。ということは、Oculus Quest 2はゲーセンのゲームと競合するのかなぁぐらいしか思いません。まあ今はコロナの時代ですしわざわざゲーセンに行くよりOculus Quest 2でVRを楽しむほうが健康にいいと思います。
根本的な部分は2016年から変わっていない
実はOculus Quest 2を見てすぐに思ったのは根本的な部分は2016年から全然進化してないなぁと思いました。トータルで単にスペックが上がっただけのような印象です。
2016年頃は「Oculus Rift」やさきほどの「Gear VR」といった端末が出てVRが盛り上がってました。ハコスコなんかが懐かしいです。ダンボールみたいな装置を目に装着するとVRの世界が見えるということでかなり盛り上がっていたりもしました。
でもやっぱり「頭にゴーグルをつけてVRをする」って根本的な部分は変わっていないんだなぁと。これは日本のユーザーには流行んないですね。少なくとも女性の方からはダサい印象を持たれるということで全人口の半分の機会損失を既に被っていることになります。
なんかVRの業界ってスペックを上げれば問題が解決されるんちゃうかという信念があるみたいでやたらスペックばかりが上がっているんですけど、やってることがウォークマンからmp3プレイヤーにしましたみたいな感じになってる感が否めないです。
VRが目指すべき場所
それで僕的にVRが目指すべき業界について考えてみたんですね。
何種類かの進化はありそうですがニーズがありそうなのが、
- ゲーセン
- 不動産業界
- 映画産業
- SNS
この4つが挙げられます。
VRとゲーセンは割と相性がいいはずで、東京では「VR PARK TOKYO」というのが出来て渋谷や新宿や池袋でVRゲームを体験できるようになりました。去年に試しに渋谷のお店に行きましたがすぐにはプレイできずに1時間待ちを要求されました。それぐらい人気だったかと思います。
次に不動産産業です。不動産の内見をVRで完結できたらわざわざ現地まで行かなくてもお部屋の様子が分かるようになりますね。これはちょっと3D画像に分配が上がって、360度の画像を撮影したらよくなったのでなんともな感じです。それかあれがVRなのかな。
あとは映画産業で家でVRで映画が見れたら楽しそうですね。
VRのマルチプレイができるようになったらSNSも可能性がありますね。確かOculus Quest 2に標準で入っているソフトにそれに近いゲームがあったと思いますし、そもそも開発元のFacebookがSNSなのでこれは十分にありそうな展開です。
ということで、「VR x SNS」が普及したらもしかしたらパラダイムシフトが起こるかもしれないなぁと。家にいながらアバターで他人と会話したりゲームしたりといった展開。それスマホとZoomでいいじゃんって思うかもしれませんけど。
まあ総合的に予想するとしてもあと3,4年ぐらいは現状と変わらない気がしています。
ということで今日はここまでにします。
それでは、バイバイ。