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好きを仕事にすることの大変さを最近感じてる

仕事のマンネリ化を感じてきた

最近気づいたことは仕事が作業化してきたような感覚である。いい意味とも読めなくないが、今回の場合は悪く言えばマンネリ化が正しい気がする。マンネリ化してきて刺激を感じなくなってきている自分がいる。今回はそんなマンネリ化してる原因を自己分析してみた。

まず今の仕事のメインタスクは新機能の開発である。とても重要なタスクなのでそれはそれで重要な仕事を任されているが、これらのタスクは今まで吸収してきた知識だけで(機能開発が)出来てしまう。

そのためか最近は新しい技術のインプットについては昔に比べてだいぶ減ってきた。その機能が無事に出来上がって次のタスクが振られてもやっぱりまず思うのが「技術的に可能かどうか」ではなく「どれくらいの時間でタスクを完了できるか」というつまらなさ。ただ、その『システム開発の見積もり』も別の意味で難しいと感じてきているので別記事で書いてみたいと思う。

振り返れば、自分の仕事のキャリアにおいてアプリ開発を仕事にすると決意した当初、現代風に言えば駆け出しエンジニアだった自分、は「この機能って本当に自分だけでできるの・・・?」という不安と心配が大部分のウエイトを占めていた記憶がある。

(ここで多少話は脱線するが、2010年前半は「駆け出しエンジニア」という言葉は全然聞かなかった。敢えていうならスマホアプリエンジニアは皆、駆け出しエンジニアみたいなもんだったからそういう言葉が生まれなかったのだと思う。当時は知見も情報もあまりなかったから技術書片手でいろんなコードを試しながらアプリの機能を実装していたような時代。あの頃は「逆引き」本が重宝してた。)

で話を戻して、振られたタスクに対して初心者だった頃は仕様の概要を聞いても自分自身で最後まで実装できるか不安すぎたので四六時中ずっとコーディングのことばかり考えていた。というのも、そのタスクが完璧にできないと自分の信用が失って「次の仕事」が任されなくなるといった先入観があったから。だからそんな失敗を想像するともう恐怖でしかないので、その恐怖も相まってなのかひたすら設計や実装方法のことばかり悩んで考えながら開発をこなしていった。

そういうスタンスだったからか任されたタスクをこなせばこなすほど、いろんな知見やスキル、実力が付くのが実感できたからか当時は非常に充実感があったと思う。

作業化しているそもそもの原因について

そして今のような作業感を感じている一番の原因はこれではないかなと勝手に妄想している。それがズバリ、問題解決に慣れたからではないかなと。

今では新しいタスクを振られてもこの機能は本当に実現できるのだろうかという不安がなくなった。設計を考えるときにもどの部分がハマりそうなのかが事前に読めるため、どこを事前に調査すべきかが見えてしまう。ちょっと先が読めるので安心感をもって作業に取り組める。しかし恐怖を感じることもなくなった。時間は全然足りないけど。そのためか仕事においては本当に緊張感がなくなった感じがする。

それに対して、恐怖がつきまとっていた頃はそれはそれで全然生きた心地がしなかったけれども、凄い人生の充実感があったように思う。生きた心地がしないのに人生の充実感を感じるってなんか矛盾する話しです。

これまでに経験したことない新しい仕事をする

それで実は今プログラミングとは別の事(仕事?)もするようになった。今までやったことがない仕事なので力の入れ具合が全然掴めず、そして今は凄い早巻きで作業をしている。改めて自分は臆病者なんだなと実感してます。

心配症だと早巻きで作業をやっちゃいますね。失敗したくないから。

そんな性格が出てきたためか、久しぶりにあの先が読めないという懐かしい緊張感を感じながら日々生活を送っています。これって失敗したらどうなるんだろう、次はないんだろうなという不安と心配。そういった意味では懐かしさを感じている。

やっぱり「自分の実力でできると分かっててする仕事」と「完成するかどうか未知数な仕事」とでは緊張感が全然違う。僕にとっては新しい分野の仕事なので、力加減を考えずに全力でやってしまうため120%ぐらいのペースで作業を進めてる。

本当は「好きな仕事を継続することの難しさ」を通して、プロとアマチュアでの仕事の取り組み方の違いみたいな記事を書こうと思っていたけどぜんぜん違う文章になってしまった。

やっぱり、世の中全然うまくいかないね。

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都内で働くiOSアプリエンジニアのTamappeです。 当ブログではモバイルアプリの開発手法について紹介しています。メインはiOS、サブでFlutter, Android も対応できます。 執筆・講演のご相談は tamapppe@gmail.com までお問い合わせください。