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WWDC 2020の What’s new in PencilKitを見た感想

【目次】

What’s new in PencilKitを見た感想

日本時刻の6月23日2時からWWDC 2020 が始まった。

WWDC 2020 オープニング動画の感想はまた別の記事で書きますが、今日はオープニング動画で気になったPencilKit について感想を書きます。

What’s new in PencilKit

https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2020/10107/

PencilKit は iOS 13 で初めて登場したSDKです。
ドキュメントはこちらです。

https://developer.apple.com/documentation/pencilkit

当初、Apple Pencil がiPad専用機みたいな位置付けみたいな印象があったので気にも止めていませんでしたが、
今年はさらにパワーアップしてとうとうiPhoneでも使えるようになったそうです。

新しい機能

iOS14 では新しい機能として

  • Global setting: pencil or finger
  • New API

の2つがメインテーマでした。

new color picker

もしかしてこのカラーピッカーのUI使えるの?って思いました。
ペンシルのカラーを変更する時にこのカラーピッカーが使えるのはとても便利という印象。

またPencilKit はCatalyst support らしくmacOS でも使えるそうな。(マジかって思った。)

指の認識が可能かどうか

ペンシルと指の認識自体は

UIPencilInteraction.prefersPencilOnlyDrawing

でBool型で取得できるらしくtrueならペンシル、falseなら指と判定される仕様だそう。

  • var allowsFingerDrawing: Bool が非推奨
  • var drawingPolicy: PKCanvasViewDrawingPolicy が推奨

に変更されました。
1年でdeprecated になるとかAppleはメチャクチャな事をアッサリするなぁって感じ。
またPencilKit を使いながら、スクロールしたり文字と文字の間にスペースを入れられるようになるらしいです。
ワンタップでスペース入れられたり削除できるのは割とUX的にGood。

PKToolPickerAPIも変更されるそうで

  • public func shared(for: UIWindow) -> PKToolPicker? が非推奨
  • public func init() が推奨

と変更される。

その他感想

セッション動画ではiPhoneでも使えると説明されていました。
iPhone で指を感知できるみたいでこれでiOS版でお絵かきアプリのアイデアが出てきます。
それとScribble の機能が追加されたことでiPadアプリがより便利になる未来しか見えなくなった。

あとで確認したらiOS 13で使えるみたいだからiPhoneアプリに対応しているらしい。
すぐに作りたいアプリはiPad版の動画作成補助アプリ。

動画の編集でApple Pencil でお絵描きできたら地味に便利な感じがする。
それぐらいPencilKit に未来を感じた。

それでは、バイバイ。

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都内で働くiOSアプリエンジニアのTamappeです。 当ブログではモバイルアプリの開発手法について紹介しています。メインはiOS、サブでFlutter, Android も対応できます。 執筆・講演のご相談は tamapppe@gmail.com までお問い合わせください。